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○○について考えてみる。

設計士・現場監督ブログ 2021.07.12

みなさま、いかがお過ごしでしょうか。設計士の坂本です。

毎日ブログ月間が始まってもう3週目ですね。時間が過ぎるのはあっという間です。

 

夏はやはり、太陽ですね。

唐突になんだ、という感じですが・・・^^

最近の天気は不安定で、豪雨と暑さにもともと少ない外出がさらに減ってしまっています。じりじりと照る太陽の光をみて、あー暑そうだなぁと思ってしまうのです。

アーキハウスの店舗は全面ガラス張りで、太陽の光を思う存分取り込むことができます。

しかし、夏の太陽は室内に入れたくないのが正直なところ。そこで、軒をしっかり出すことで、太陽の光を遮ってくれる仕組みになっています。私も一安心です。

 

そんな暑さに勝てない日々の中で、今回は”窓”について考えてみよう、と思いつきました。

窓はお家つくりでも欠かせない要素の1つです。みなさまの参考になればと思いますので、しばしお付き合いください。

 

窓の一番大きな役割は光を取り入れること。それに加えて、風を取り入れるという役割も持ちます。

しかし、同時に熱も入ってきてしまいます。建物の中で最も熱が入る部分が窓なのです。

もちろん窓の性能を上げればそれだけ省エネルギーなお家になりますが、適切な場所に適切な窓を配置することで熱による影響を緩和することもできます。

 

各部屋に適した窓は多々ありますが、とりあえず一般的なお部屋から考えます。

簡単なものですが、図示してみました。

熱をコントロールするためには、直射日光をどうするかが大きく関わってきます。

太陽は方位や季節によって様々に変化するので、それぞれの方位に合った窓を選ぶことが重要です。

 

例えば、南側には大きな掃き出し窓が付けられることが多いです。

長く太陽の光が当たる面になるので、より多くの直射日光を取り入れることができます。冬は太陽高度が低いので南側に大きな窓をもうけることで日光をしっかり取り入れ、太陽高度の高い夏の日差しを遮るためには庇や軒をしっかり計画していきます。

これは昔の日本の住宅でもよくみられる手法です。先人の知恵はすごいです。

 

西側はみなさまも西日のイメージが強いのではないでしょうか。

低い角度から差し込む西日を遮るためには、縦長の窓がいいとされています。

アーキハウスの事例でもよく見かけますね。しっかり計画されています。

 

そして実は、直射日光がほとんど入らない北面が、熱を入れることなく一番安定した光を取り入れることができます。

これは直射日光以外の太陽光が関係してくるのですが、難しい話はやめておきましょう^^

 

このように、お部屋の位置する方位で適した窓が変わってきます。しかし、西面にのみ面するお部屋で、西日を遮るために小さい窓だけを計画するわけにはいきません。

実は、人が住む場所・活動する場所に必要な窓の面積の基準が法律で決められています。このことからも、窓と人の暮らしは切っても切り離せない重要な関係にあります。

堅苦しい感じになりましたが、このあたりのことは設計士がしっかり検討してご提案しますので大丈夫です!

 

 

難しい話は設計士に任せて、より暮らしを豊かにするための窓の役割がないか考えてみます。

私が思いつくのは、景色を楽しむ窓です。家の中にいても外の景色を楽しむことができる。私にはうってつけですね。

窓にも種類があって、それぞれ特徴があります。

今回は一部の窓しかご紹介できませんが、一般的な引き違い窓は光・風を取り入れる役割が大きく、景色をきれいに切り取ることに重きは置かれていないことが多いです。

反対にFIX窓と呼ばれる開かない窓は風は通りませんが、窓内に余計な部材がないので景色をきれいに切り取ることができます。

風も通り、景色もきれいに切り取ることができる窓もあり、たてすべり出し窓や片引き窓などがあげられます。窓のサイズでもまた役割に違いがでますが、何のための窓なのかを考えると選ぶ窓が変わってくるかもしれません。

 

 

最後に、窓の取付位置についても考えてみます。

お家の見た目がかっこいいとテンションがあがりますよね♪窓は外観、内観ともに影響してくる要素です。外観をかっこよくするノウハウは、先輩方がたくさん持っていらっしゃるのでその知恵をお借りするとしてまたの機会に。

 

今回は室内の図を描いてみました。

左がとくにこだわりなく窓を配置したときの図で、右は少し窓の配置を考えてみた図になります。

 

地と図という考え方から壁を地、窓を図としてみると、壁をどのようにくり抜くかによって部屋の中からの見え方も変わってきます。

さらに、その部屋にどのような家具を置くかということにも影響してくるのではないかと思います。インテリアや収納などの配置を考える際に後悔しない窓の位置も重要ですね。

 

今回お話した内容は、一概にこれが良いということではありません。

どのような空間にしたいかを考えるときに、窓の配置に関しても考えてみるものいかがでしょうか。もちろん、設計士にご相談いただければ、より良いご提案をさせていただきます^^

 

 

長くなりましたが、窓ひとつとっても考えることは山のようにあります。

まだまだ勉強することがたくさんありますが、日々こんなことを考えながらより良いものをつくれるように頑張っていきます^^

一生に一度のお家つくりに少しでも参考になればと幸いです。

 

それでは、また次回のブログでお会いできたらと思います。

 

設計 坂本

 

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