○○について考えてみる#2 その2
設計士・現場監督ブログ 2021.11.20
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。設計士の坂本です。
秋も深くなって冬が徐々に近づいていますね。
アーキハウスでは今日と明日、お客様邸の完成見学会が行われています。
お家づくりを考えられているお客様を設計士がご案内。
アーキハウスのお家を実際に体感できます^^
そんな中、荒尾スタジオでお留守番をしている坂本は、前々回のブログに引き続きトイレについて考えています。
前回あげた、坂本がトイレを考えるときに気なるところはこちら。
*トイレって何個必要?
*収納はどんなものが使いやすい?
*窓って必要?
*換気扇はどこにつける?
*トイレの照明問題
*手はトイレの中で洗う?外で洗う?
今回は後半3つについて考えていきます。
まず1つめは、トイレの換気扇はどこにつけるか。
アーキハウスでは、24時間運転の換気扇をトイレに設置しています。お家の中の空気を入れ替えるための大事な機械です。
その機械をどこに付けるか。お打合せ中はあまり話題にあがることはないかもしれません。
壁の上のほうについている四角いものが換気扇です。特に何もなければ壁につけるのが一般的。
もう1つ、天井につける場合があります。
トイレが外に面していないときや、外のダクトカバーがメインファサードにきてしまうときなど、
状況によって天井に排気ダクトを通して外まで持っていく、という方法を取ります。
換気扇は上の写真のように、壁のアクセントクロスを計画している面につくこともしばしば。
ちょっと気になる・・・という方もいらっしゃるかも?
そんな時も換気扇を天井につけることで回避できますね^^
壁付け、天井付けともに、それぞれメリット・デメリットがあります。
何を優先するか、しっかり考えて選択していくのが大事ですね。
次に、トイレの照明をどうするか。
一番採用されるのはダウンライトでしょうか。見た目はすっきり、明るさもしっかり確保できます。
ペンダントライトやブラケットライト、間接照明を取り入れると個性の光る空間に^^
ダウンライトほど明るさはないので、落ち着いた雰囲気になります。
ダウンライトの中でも、最近はセンサー付きのダウンライトにしてほしい、というご要望もあります。
センサーが人に反応して電気がつく、という優れものです。
電気の消し忘れを防いでくれるというメリットがあり、スイッチに触れる必要がないのでこのご時世にはぴったりかも?
ただし、一定時間経つと勝手に消えるので、少し体を動かしてつける・・・なんてことも^^
無難にダウンライトもいいですが、おしゃれな空間がご希望であれば、少しあそびごころを加えてペンダントライトをおすすめしたいです!
最後に、トイレの手洗いを設ける場所です。
まずは、プランによってトイレ専用の手洗いがいるかいらないかが変わってきます。
洗面がトイレの近くにあればトイレを出てすぐ手を洗うことができるので、専用の手洗いは特別必要ではないです。
それでも、トイレの中で手を洗って出たい!というご要望は耳にします。
そういう時は、手洗い付きタンク式トイレなどを採用しない限り、手洗いをトイレの中に別に設けなければなりませんね。
スペースが確保できるのであれば、収納を兼ねたカウンターに手洗いのボウルをのせる、オリジナルの手洗いがおすすめです!
スペースがない場合でも、写真のようなコーナー手洗いをつくるこもできます。
トイレは畳1枚分の広さをご提案することが多いのですが、コーナーに少し手洗いがあっても十分な広さです。
もちろん既製品もさまざまあるので、ご要望とお値段でご相談いただければと^^
トイレに手洗いが必要な場合は、個人的にはコーナーでもいいので中に手洗いをつくるのがいいなと思います!
長々とトイレ空間について考えてきました。
家の中では小さな空間ですが、考えることはたくさんあり、そしてさまざまな選択肢があります。
皆さんのライフスタイルや好みに合ったトイレが必ずあるはずです!
たかがトイレ。されどトイレ。
一生に一度の家づくり。皆さんもトイレにこだわってみてはいかがでしょうか^^
今回は以上になります!
それでは、また次回のブログでお会いできたらと思います。
設計 坂本