○○について考えてみる#2 その1
設計士・現場監督ブログ 2021.10.19
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。設計士の坂本です。
陽気な気候と涼しい風で秋!という感じが気持ちい日々が続きますね。
朝晩は少し肌寒いので寒暖差に負けないように気をつけたいです。
今回は、日頃お家づくりに携わる中で気になることを掘り下げて考えてみる回になります。
実は第2回となる○○を考えてみる、今回のテーマは、「トイレ」です!
とは言っても、トイレの便器の形が・・・といった話ではないです^^
お家づくりを進める中で、トイレに1点集中してこだわることはなかなかないとは思います。
それでも、暮らしていくと頻繁に使うトイレ。
納得のいく空間にしていただきたい!^^
トイレという空間には便器はもちろん、窓や収納、換気扇、ペーパーホルダーなど様々な要素があります。
壁紙もこだわりたいし、掃除のしやすさはとても重要。
考えることを挙げればキリがないですが、私が特に気になるポイントを挙げてみます。
*トイレって何個必要?
*収納はどんなものが使いやすい?
*窓って必要?
*換気扇はどこにつける?
*トイレの照明問題
*手はトイレの中で洗う?外で洗う?
ちょっと多いでしょうか?^^;
と思ったので、今回は上から3つについて考えていきます。
しばしお付き合いください。
私はまず、トイレを「いくつつくるか」が大事だと思うのです。
2階建てのお家だと、それぞれの階に1個は必須?
設備機器が増えるので、当然その分費用はかかるけど・・・
間取りによっては1個でも生活動線的には大丈夫かも?
でも、忙しい朝、トイレを使うタイミングが重なる!といった悩みはよく耳にするし・・・
平屋でも2個あった方が便利?
プライベートな空間だけど、お客さんも使うことがあるかも・・・
・・・難しいですね。
これが正解、とははっきり言えないところですが、
トイレは間取り・動線・生活スタイルによって必要数が異なります。
私の実家は1階・2階それぞれトイレがあり、その2つは比較的近くにありますが、
経験談としては、2個あって良かったなと思うことは結構あります^^
初期投資と考えて2個つくるのもいいかな、というのが坂本の考えです。
とはいっても、あったら便利というものなので、
それこそお客様ひとりひとり、重視するポイントで変わってきますよね。
次に、トイレの収納について。
市販されている収納ワゴンも便利ですが、あらかじめ作り付けの収納をつくることもいいかも?
一番シンプルなのはこちら。
窓の上やトイレの側面に棚板を取り付けるだけ。
簡単!
収納ボックスに入れて棚に置いておけば、あまり目立たずすっきり直すことができます。
省スペースで狭くならないようにしたい!という方にはこちらはどうでしょう。
壁にくぼみをつくって、替えのトイレットペーパーなどは棚の上に、掃除道具は下の段に。
手の届く高さに収納があって使い勝手も良く、床と同じ素材が収納の奥まで続くのでお手入れも簡単です!
しっかり隠したい!という時は既製の収納を取り付けるも一手です。
壁に埋め込むタイプの既製品は場所を取らず、すっきりとした印象になりますね。
もちろん、オリジナルで収納を作ることもできます。
床まで続く扉付の収納にすれば、掃除道具を床に置きつつ隠すことも可能です。
収納もトイレの中になおすストック品の量や掃除道具の種類、使い勝手のこだわりによって、
適するものが違ってくるのでは?と思うのです。
こうしたい!という明確なイメージがなくても、どういった悩みがあるかを教えていただければ、
ベストな提案をさせていただきます^^
アーキハウスの店舗のトイレにもオリジナルの収納があるので、ぜひ注目してみてください!
最後に考えるのは、トイレに窓は必要なのか?ということです。
最近ではトイレやお風呂に窓をつけない、というお客様も増えています。
トイレの窓は、光を取り入れることと換気の役割が主です。
光は照明があれば特に困ることはないような・・・?
換気の面で考えると、換気設備の性能や種類も充実してきているので、
窓があっても結局開けない・・・なんてことも。
また、マンション・アパート住まいでそもそも窓がないトイレに慣れていらっしゃる方も多いのでは?
となると、窓って必要でしょうか・・・?
と、ずいぶん長くトイレについて考えてきましたが、そろそろまとめに入ります。
トイレというワードとトイレの写真だらけでしたが、
トイレについて少し考えるきっかけになりましたでしょうか?^^
坂本はまだまだ気になるポイントがありますが、それはまたの機会に。
今回お話ししたことは、あくまでも坂本の意見です^^
設計士それぞれ、こだわりポイントやおすすめは異なると思いますので、
ご担当させていただく設計士とじっくりお話されてください!
お家づくりに少しでも参考になれば幸いです^^
それでは、また次回のブログでお会いできたらと思います。
設計 坂本