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【八代店ブログ】開口部の意味

設計士・現場監督ブログ 2024.05.03

こんにちは。 八代店設計の丸山です。

 

今日は窓についてのお話を致します。

 

皆さんが今お住いの家、窓について考えたことはございますか?
日々、目にしているはずの窓ですがあまり意識して生活をしていないのではないでしょうか。
この窓なんの為についているのだろう。と考えたことはありますか?

窓というのは様々なものを通すためにあります。

視線、光、風、そして人。

このそれぞれに適した窓の種類があります。

皆さんが家を建てる際、意味のある計画をしなければなりません。
例えば景色を見るための窓、これは視線を通す窓です。

計画をする際に必要なのは、窓をどのように配置をしたら空間が綺麗になるのかと、目的のものを通す為に
どのように配置をすれば良いのかのバランスです。

 

まずはきれいな空間について、パース写真を用いてご説明します。


その①とその②、違いが分かりますか?

結論から申しますときれいな窓は①です。
これは、図と地を意識して配置をしているか、そうでないかの違いです。

言い換えると、窓を配置したときに残った壁の形を意識しているか、そうでないか。です。

 

①と②の違いは、②は窓の右側には少しだけ壁が残っています。①は窓の右側に壁が残っていないです。
分かりづらい部分ですが、これを家全体で行っているか、そうでないかで家のクオリティは全く違います。
残った壁の形は①のほうが単純な形になります。
壁の形が複雑だと家もごちゃごちゃした雰囲気になります。

次に、目的のものを通すための配置です。

リビングから空を見上げたい。という条件で配置を計画します。
先ほど綺麗と申した配置で下から見上げてみます。




空、見えてますね。ただ、景色の1/3程度は屋根が見えています。
では、窓を少し下げてみます。




今回はほぼ空が見える配置となりました。
景色を見るうえでは、今回のケースだと窓を少し低い位置に配置した方が良さそうです。
ただ、窓の上には壁が残ってしまいました。

 

 



綺麗な空間をつくる配置と、目的のものを通す配置は必ずしも合致はしません。もちろん、どちらも両立できるケースも普通にあります。
ただ、そうでない場合、今回のように下げたほうが自分たちの目的に適している場合は、その理由があれば下げてもいいです。
別に空とか見なくていい、風を取り入れたい。の場合は下げる必要は大してありませんし、そもそも窓の種類から違います。それを知らずに適当に窓を設けてしまうと後悔をします。
だからこそ、なぜそこに窓を設けるのかという理由が必要になってきます。

今回のお話はお家を建てる皆様が積極的に学ぶ必要がある訳ではありませんが、世の中には
なんとなくで窓を配置する設計士、会社が沢山あります。

一番は私に設計させてくださるとありがたいですが、そうでない場合は皆さんが学んで、提案をする必要
がある場合がありますので、どうか記憶の隅にでも置いて頂けると幸いです。

 

 

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